2013年5月21日火曜日

[Ruby][Scheme] Micro Schemeの実装(11) 四則演算で3個以上の引数に対応

前回 「-」関数を3個以上に引数に対応させたが、
その他の「+」、「*」、「/」関数も同様に対応させた。
https://github.com/takeisa/uschemer/tree/v0.10

四則演算部分のコード

  FUNCS = {
    :+ => [:primitive, lambda {|*xs| xs.reduce(0) {|a, x| a + x}}],
    :- => [:primitive, lambda {|*xs| if xs.size == 1 then -xs[0] else xs.reduce {|a, x| a - x} end}],
    :* => [:primitive, lambda {|*xs| xs.reduce(1) {|a, x| a * x}}],
    :'/' => [:primitive, lambda {|*xs| if xs.size == 1 then 1 / xs[0] else xs.reduce {|a, x| a / x} end}],
    ..snip..
  }


RSpecでテストファースト

コードが増えてくると、機能の追加や修正で、デグレしやすくなる。
今回からRubyのテスティングフレームワークであるRSpecを使い、テストファーストで実装した。

以下は「+」関数のテストケース。
結構、分かりやすいコードになる。

describe '+ operator' do
  before do
    @env = [USchemeR::KEYWORDS, USchemeR::FUNCS]
  end

  context 'one parameter' do
    it { eval("(+ 1)", @env).should eq 1 }
  end

  context 'two parameters' do
    it { eval("(+ 1 2)", @env).should eq 3 }
  end

  context 'many parameters' do
    it { eval("(+ 1 2 3 4 5)", @env).should eq 15 }
  end
end


テストファーストで実装すると、NGだったテストがOKになるときに、気持ち良さがあり、ちょっとしたコードの実装でも、なかなか楽しい。
本当は、このような上位レベルのテストコードにするのではなく、NGになったときに、原因が明確になるように、機能の対象となる部分のテストコードを書くべきなんだろうけど、まずはこれで良しとしよう。

参考

Rubyist Magazine 改めて学ぶ RSpec
とても分かり易くまとまっているのでおすすめ。

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